アース化研

磨き剤−輝きシリーズ−
コーティングの
作業工程

(ツール及び材料の使用方法と作業手順)
写真にマウスを乗せると拡大写真を表示します。

どんなに素晴らしいコーティングであっても、塗装面が悪ければ本来期待した効果が得られません。
 塗装面の状態により「輝きシリーズ」磨き材を選択してください。

コーティング施工ツール

  • 新車の場合 → 洗車 → ウレタンバフ磨き → グラスコーティング → 完了
  • 傷が少ない車の場合 → 鉄粉除去 → 洗車 → ウレタンバフ磨き → グラスコーティング → 完了






作業前の車塗装表面 作業前の車塗装表面
作業前の車塗装表面

FK-2(ガソリンスタンド用門型洗車機)にてコーティング済み。
見た目は美しく見えますが、かなり塗装が傷んでいます。

HONDA SM-X 黒







鉄粉除去 鉄粉除去
鉄粉除去
Feカット(鉄粉除去剤)を塗装表面にスプレーします。

約10分程度で、鉄粉は紫色に変色(還元)します。
鉄粉の付きやすい足回り付近は、特に念入りにスプレーしてください。







洗車sample image

洗車

高圧水で鉄粉除去剤と砂埃等を洗い落します。

洗車後のエアーブローや水滴の拭き取りは必要ありません、濡れた状態で洗浄作業を行います。
塗装表面の洗浄塗装表面の洗浄
塗装表面の洗浄
アクリルタワシに強力洗浄剤(カットオフ)をスプレーし、磨き作業の妨げとなるタール・酸化物・ワックス・鉄粉等をしっかりと落とします。

カットオフは洗剤でありながら泡立ちません。

塗装表面の洗浄 塗装表面の洗浄

還元された鉄粉も同時に、アクリルタワシで絡め取ります。

カットオフが飛び散らないように回転数を調整してください。

塗装表面の洗浄 塗装表面の洗浄 洗車スポンジまたはアクリルタワシを使用し、水でカットオフを洗い流します。

塗装表面の洗剤分は乾燥させないよう、スパンごとに分けて洗います。
洗浄後の比較洗浄後の比較
洗浄後の比較

洗浄後は表面が白っぽく変色し、小さなキズが目立つ塗装本来の状態が現れます。

きれいに見えた塗装面でも、いろいろな材料により隠されていることが多く、塗装自体を傷める原因になっています。







ウールバフ磨き ウールバフ磨き
ウールバフ磨き
大きめのキズを取る作業です。

ウールバフに磨き剤ABを2滴小豆大の量を乗せ、指で軽く延ばします。
この量でクラウンのボンネット1/3〜1/2程施工できます。


ウールバフ磨き ウールバフ磨き ギアアクションを使い低回転でゆっくり磨きます。
塗装表面の温度は上げすぎないように注意してください。

量を多く使いすぎると作業効率が低下するため、少なめの量を心がけてください。

ウールバフの掃除 ウールバフの掃除

ウールバフの掃除

キレが悪いと感じたら、エアーブローで余分なコンパウンドを落とし、バフの毛を立たせます。

使い終わったらエアーブローで掃除します。ウールの品質を維持するため洗濯用ネットを使用してください。
施工後の比較 施工後の比較
施工後の比較
ウールバフ磨き後とカットオフ洗浄のみの状態です。
施工後の確認 施工後の確認
施工後の確認

ウールバフ磨き後とカットオフ洗浄のみの状態です。

ウールバフで磨き施工中に「コンパウンド刺さり」があっても、そのままにしておきます。






ウレタンバフ磨き工程ウレタンバフ磨き工程
ウレタンバフ磨き工程
小さいキズを取る作業です。

ウレタンバフに磨き剤Cを2滴小豆大の量を乗せ、指で軽く伸ばします。
この量でクラウンのボンネット1/3〜1/2施工できます。


ウレタンバフ磨き工程ウレタンバフ磨き工程 ダブルアクションを使用し低回転でゆっくり磨きます。

「コンパウンド刺さり」がある部分から磨き、塗装表面の温度は上げすぎないように注意してください。

施工後の比較 施工後の比較
施工後の比較
ウレタンバフ磨き後とウールバフ磨き後の状態です。
小さな傷がなくなり、つるつるの塗装面に仕上がります。

グラスコーティングはきれいな下地作りがポイントです。

仕上げのウレタンバフ磨き工程 仕上げのウレタンバフ磨き工程
仕上げのウレタンバフ磨き工程
輝きを増す磨き作業です。

ダブルアクションツールを使用し、ウレタンバフに磨き剤Dを2滴小豆大の量を乗せ、指で軽く延ばします。
この量でクラウンのボンネット1/2程度施工できます。
仕上げ磨き工程完了仕上げ磨き工程完了
仕上げ磨き工程完了

仕上げ磨き工程が終わった状態です。

輝き剤Dには、銀酸化チタンが配合されており、輝きが増すとともに、付いた汚れを分解する効果があります。







コーティング施工ツール コーティング施工ツール
コーティング施工ツール
コーティングバフ、手掛けにはコーティングクロスと特殊スポンジを使用します。

ポリバフまたは硬めのウレタンバフに別売りのソフトカバーをかけることにより、液剤の延びがよく、使用量を減らしつつ、施工品質向上が図れます。
グラスコーティング工程 グラスコーティング工程
グラスコーティング工程
コーティング剤を2〜3滴コーティングバフに付けます。
約10mlで、クラウンの大きさ1台を施工できます、多く使うとムラができやすくなるので少な目を心がけてください。

※今回は親水性コーティング剤ARCハイコートVXを使用していますが、他のコーティング剤でも同じです。親水性・はっ水正・疎水性等仕上がりに応じてお選び下さい。
グラスコーティング施工中 グラスコーティング施工中 ダブルアクションツールを使用し、塗装面にコーティングをよく含浸させます。

塗りムラが出た場合、湿らせたマイクロダスターで拭き取ります。

コーティング完成コーティング完成
コーティング完了
透明度の高いコーティング剤は、黒がより黒く色の深みが増してきます。
完全ガラス結合には約48時間要します。


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